JICA技術研修がいよいよはじまりました
大阪市立大学では、国際協力機構(JICA)大阪国際センターからの委託を受けて中東地域の4カ国から7名(アルジェリア2名、イエメン2名、トルコ2名、エジプト1名)の研修員を受け入れ、平成22年5月31日から「太陽光エネルギー発電技術および利用技術コース」を実施しています。
5月31日には学長表敬、開講式、懇親会などが行われ、いよいよ2ヶ月間におよぶ本格的な技術研修が始まりました。このコースの前半は講義中心となっています。半導体工学、電気工学、化学など太陽光エネルギー発電技術に関する講義が、毎日午前2時間と午後3時間の計5時間おこなわれています。
研修の最初の1週間を終えた研修生のみなさんに、このコースや大阪市立大学、大阪についての感想を伺いました。
コースや大阪市立大学について
講師の先生方は、講義を通じて色々と最新の情報を私たちに提供しようと努力してくださっています。この研修で多くのことを学んで帰らなければならないと思っています。(アルジェリアのモハメッドさん)
ティーチングアシスタントを務める大学院生がとても献身的に世話をしてくれています。また、講義でも、講師の先生方と気軽にディスカッションでき、どんなことでも質問できます。ただ、市立大学がJICA大阪から遠いので、毎日、通学で疲れてしまうことだけが残念です。(イエメンのラミさん)
大阪や日本について
日本の食べ物は本当においしいです。大阪の中心部はとても混んでいますが、誰も英語を話せないですね。道を尋ねられなくて、ときどき道に迷ってしまいます。(トルコのファーティさん)
日本人は親切で礼儀正しいと思います。とても物価が高いことと、どこにいっても人が多いことが印象的でした。(エジプトのアリさん)
学長表敬訪問〈後列左からディランさん(トルコ)、ラミさん(イエメン)、ファワーズさん(イエメン)、ファーティさん(トルコ)、モハメッドさん(アルジェリア)、アミンさん(アルジェリア)、アリさん(エジプト)、前列左から宮野道雄副学長、西澤良記学長〉
講義風景
※ティーチングアシスタント:担当教員の指示のもと、授業補助を担当している学生(主に大学院生)。