本日、8月30日から「防災の日」の9月1日を含む9月5日までは「防災週間」です。防災週間は、防災に関する正しい知識の普及や防災意識啓発のため1983年に制定されました。本年6月18日には大阪北部を震源とした震度6弱の大規模地震が観測されたり、6月28日から7月8日にかけて西日本を中心とした豪雨「平成30年7月豪雨」が記録的な災害を引き起こすなど、今年は自然災害が頻発しています。
本学では、2018年9月7日(金)から4回にわたり防災講座「自然災害と都市」を大阪市立大学 文化交流センター(大阪駅前第2ビル 6階)において開催します。都市での災害を想定し、本学「都市防災教育研究センター(CERD)」で活躍する教授陣が、地盤?建築物?水問題?避難計画などの視点から、災害研究の一端を紹介します。この機会に防災について考えてみませんか。
開催日時 | タイトル | 講師 | 申し込み |
2018年9月7日(金) 18:30~20:00
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避難計画のための数理技術
地下街や都市空間における避難計画では、大量の避難者を限られた経路を使って安全な場所に移動させる必要があり、うまく計画しないと大混乱を招きます。その際の助けとなる、避難シミュレーションや数理計画法などの数理技術を用いた研究例を紹介します。
講座の難易度★★★★
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大阪市立大学大学院 生活科学研究科 教授 /都市防災教育研究センター 兼任研究員
瀧澤 重志
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9月7日(金)締切
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2018年9月14日(金) 18:30~20:00
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大阪地域の液状化危険度の予測と対策
まず、東日本大震災での千葉?茨城県での液状化被害の状況を紹介し、その原因を考察します。次に、大阪地域の250m区画ごとの地盤モデルを用いて液状化危険度を予測した結果、および地下水位低下による液状化対策方法を示します。
講座の難易度★★
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大阪市立大学大学院 工学研究科 教授/都市防災教育研究センター 兼任研究員
大島 昭彦
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9月14日(金)締切
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2018年9月21日(金) 18:30~20:00
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地震発生直後に必要な水と備蓄水-大阪市を例として-
大規模地震などの災害を想定して、3日~1週間程度の水や食料を備蓄することが求められています。避難生活を送る上で必要な水や供給可能な水の量とその内訳、震災発生時刻による違いなどについて、大阪市を事例として紹介します。
講座の難易度★★
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大阪市立大学大学院 工学研究科 教授/都市防災教育研究センター 兼任研究員
貫上 佳則
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9月21日(金)締切
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2018年9月28日(金) 18:30~20:00
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地震と建物-大阪市域を例として-
人口密集している都市部の地震被害は様々な拡大要因によりその程度は予測できないものです。しかし街に暮らす私たち自身が一人ひとり考えることによりその拡大要因を小さなものにできることも事実です。今回は地震と建物の関係について復習し、大阪市域を例として減災、防災について考えてみたいと思います。
講座の難易度★★
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大阪市立大学大学院 工学研究科 教授/都市防災教育研究センター 兼任研究員
谷口 与史也
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9月28日(金)締切
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