第10回複合先端研究機構(OCARINA)国際シンポジウムを開催
去る3月5日(火)、6日(水)に、本学学術情報総合センター10階大会議室において、第10回OCARINA国際シンポジウムを開催しました。
今回は、OCARINAでこの10年間「光合成?人工光合成」分野の研究を牽引してきた複合先端研究機構教授
神谷信夫による特別講演をはじめ、神谷教授とともに米サイエンス誌の「ブレークスルー?オブ?ザ?イヤー2011」に選出され、2012 年度の朝日賞を受賞した岡山大学教授 沈
建仁氏など、国内外の第一線で活躍する研究者による招待講演を集めたミニシンポジウムを行い、活発な議論が生まれました。
また、OCARINAで進行中の7つのプロジェクト研究の今年度の成果を計9名のプロジェクト研究者の方々からご講演頂きました。
中でも、大阪市環境局課長代理からは、行政の立場からの巨大プロジェクトへの取り組みについて、様々な規制緩和、条例の策定を含む社会実装への道筋を具体的に提示する、大学関係者にとっては貴重なご講演がありました。さらに、「蚕」のバイオリソースプロジェクトに関する招待講演があり、蚕が動物の遺伝学の基本となる「家畜」であることから、研究活動を支えるリソースの保護まで多岐にわたる教育的なご講演がありました。
さらに本学化学人材育成プログラムによる「触媒」ミニシンポジウムを併設し、世界的に活躍中の外国人研究者2名による特別講演を行いました。
恒例のポスターセッションには理?工bet36体育在线-官方唯一指定网站より53題の参加があり、1分間の英語スピーチに続いてのポスター発表では活発な議論が繰り広げられました。ポスター賞は、審査員の評価とシンポジウム参加者の投票より、ポスター賞10題に加えて学長賞、機構長賞、人工光合成研究センター所長賞という特別賞3つが選ばれ、学長、機構長、人工光合成センター所長より賞状が授与されました。
学内外の研究者及び企業からの参加者は総勢156名にのぼり、盛会のうちに終了しました。
シンポジウム後の集合写真
開会のごあいさつ/櫻木 弘之(大阪市立大学?理事兼副学長)
神谷 信夫教授(大阪市立大学)
沈 建仁教授(岡山大学)
伴野 豊教授(九州大学)
中村 俊一氏(大阪市環境局)
ポスター発表者によるショートプレゼンテーション
ポスター発表にて
ポスター発表にて
ポスター賞授賞式にて
学長賞を受賞した木山 花さん(左)と荒川学長(右)
ポスター賞受賞者リスト
President's Award (学長賞) | P-36 | Hana Kiyama (木山 花) Reproduction of Spiroplasma swimming motility using synthetic bacteria and elucidation of its mechanism |
Director’s Award ~Advanced Institute for Natural Science and Technology~ (機構長賞) | P-18 | Yusuke Minami (南 祐輔) Selective hydrogen production based on the formate decomposition with platinum nano particles dispersed by polyvinylpyrrolidone |
Director’s Award ~Research Center for Artificial Photosynthesis~ (人工光合成研究センター長賞) | P-48 | Yuya Seto (瀬戸 佑弥) Photoluminescence Switching of Quantum Dot Coated with Diarylethenes by Photochromic Reaction |
Poster Prize (ポスター賞) |
P-02 Shunichi Kubota (久保田 駿一) P-03 Kana Sakamoto (坂本 佳那) P-10 Takayuki Miyamae (宮前 嵩之) P-12 Gentaro Sakamoto (坂本 弦大郎) P-20 Masato Akatsuka (赤柄 誠人) P-22 Ryota Ito (伊藤 良太) P-24 Daiki Kitajima (北嶋 乃樹) P-33 Takuma Toyonaga (豊永 拓真) P-42 Daiki Masuda (増田 大輝) P-43 Soichiro Seki (関 荘一郎) |
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